2006年02月21日

本「東ティモール〜奪われた独立・自由への闘い〜」

東ティモール.jpg

せっかくの休みなんで勉強し直そうと思い読んだ。

この本は1975年のインドネシアによる東ティモール侵攻から1999年の独立を問う住民投票、投票後の混乱に伴う民兵(と影ではインドネシア軍)による破壊・虐殺行為までのことが、分かりやすい文章で書かれています。

自分の行ったことのある国が、数年前まで苦難の道を辿っていたことを思うと考えさせられる。
今もいろいろ大変ではあるが、あちらで出会った人々の数年前はどれだけ苦しい日々を送っていたのだろう・・・。

インドネシアによる拷問・虐殺には胸が痛む。
それと同時に、インドネシアによる抑圧を見てみぬフリをしていた国際社会に失望する。

というか、日本は人道に反する行動をとるインドネシアの肩を最後まで持ち続けた。
重要な貿易相手国であるから、関係が崩れれば日本の国益に反するから。
しかし、そういった日本の行動は間接的に虐殺行為を容認していることになる。
このときの日本の行動には人道なんてものはなかった。

国際政治に国益は必要である。
同時に人道も必要である。
それが全てを律する訳ではないと思うが、取り入れられるべき概念である。
国益や利害関係だけで決定されたことにベストなものはないと思う。
国家とは抽象的なものとして処理されてしまいがちだが、中には人間が生きているのである。
人道という概念が忘れられた行動は、いい結果を生みにくいであろう。
posted by のっち at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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