2006年07月14日

壁の話

壁を越えれば明るい世界が広がっている。
うんざりするくらい、世の中ではこんなことが言われている。
そしてそんな中でどんなにつらいことがあってもこれまで生きてきた。
だけど、壁を越えたその先が明るい世界とは限らない。
もちろん明るい世界のこともある。
花畑が広がるような、青い空が広がるような、そんな素敵な世界が待っていることはもちろんある。
だけど、壁を越えれば必ずそんな世界が待っていると限らない。
不毛の土地なこともあるし、光の差さない世界のこともある。

たかが壁を越えただけで世界は変わらない。
変わるのは「壁を越えた」自分が少し変わるくらい。
それで、少し世界が変わったように見えるかもしれないけど、それは世界が
変わったのではなくて、世界をみる自分が変わったということ。

壁を越えたことで光がよく見えるようになることはある。
逆に壁を越えたことで闇がよく見えるようになることもある。
壁を越えて何も変わっていない、何も得ていない、ひどい時は苦しみを感じるのであれば壁を越えたことで、闇だとか暗いものがよく見えるようになって、そう感じてしまうのだろう。

だけど、だからって壁を超えようとしなければ人間は何も変わらない。
もう変化する必要のないくらい年老いたならまだしも、これっぽちも生きていない人間が壁を越えようとしないのは逃げ以外の何物でもないのだなぁと思う。
それは安易な自己正当化を許し、それ以上どこにも行くことができなくなる。
誰かのいう言葉を聞き、自分の中にうまく消化しなくてはいけない。
たぶん、自分は一生を通しても完成することはないのだと思う。
そんな間単に人間は完成しない。
でも完成に近づくことはいくらだって出来る。
posted by のっち at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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