2006年01月30日

空を飛びたい馬、草原を走りたい鳥

緑の草原に馬が一頭 空を見ながら走っている
雲一つない青い空には 一羽の鳥が優雅に飛んでいる
馬はこう思う
「いいなぁ、俺も空を飛びたいなぁ」
馬は鳥を見ながら、自分も空を飛んでいる気分になっていた
そうすると、走るつらさを忘れたようだった

それでも、馬はどうすれば空を飛べるのか知りたかった
空を飛ぶ鳥を呼んでみる
「おーい、鳥さん。
 少し話を聞かせてくれないかい?」
馬がこういうと、鳥はゆっくりと降りてきた

「何かごようかしら?」
「君は空を飛んでいるね。どうすれば空を飛べるのかな?」
「あなたには見たところ翼がない。翼がなければ飛べないわ」
「どうすれば、翼を手に入れることができるんだい?」
鳥は少し怒ったような声でこう言った。
「あなたには立派な足があるじゃない。どうして空を飛びたいの?」
「草原を走るなんて、もうこりごりだよ。ゆったりと大空を飛びたいよ」
「空を飛ぶことはつらいことなのよ」
意外な答えに馬は驚いた
「飛ぶことはつらいことなのかい?
 僕にとっては、走ることがつらいことだよ」
この答えには、鳥が驚いた
「走ることがつらいことなの?」

草原には風が吹く
小さな花が不安げに揺れている

鳥は「でも・・・」と続けて、
「あなたを空から見ていて、草原を走っているような気になれる。
 そして、飛ぶつらさを忘れることができる・・・」
馬は「同じだ。僕も空を飛ぶ君を見て、走るつらさを忘れることができるよ・・・」
馬と鳥は互いに少し笑った
そして、馬は走り出し、鳥は飛び立った

つらいことに変わりはない
だけど、今日も馬は草原を走っている
少しだけ走る意味を知った

つらいことに変わりはない
だけど、今日も鳥は大空を飛んでいる
少しだけ飛ぶ意味を知った
posted by のっち at 21:54| Comment(6) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月31日

詩「漂いながら」



「漂いながら」

暗闇の中沈んでいった
一番暗くて 深いところにたどり着いた
そう思っていた
だけど 下を見てみると
もっと暗くて もっと深いんだ

もう何もすることも出来ない
生も死も受け入れる

失敗することを恐れて手が震える
失うことが怖くて胸が張り裂ける
誰にも受け入れられないんじゃないかと
涙を流した

だから
闇の中をを静かに漂う
光の中を歩くより
とても楽だ

僕の中を真っ黒な血が流れていてくれないかな
そしたら苦しむことなんてないのに
僕の中を冷たい血が流れていてくれないかな
そしたら悲しむことなんてないのに

自分で自分の首を絞めていた
そんなやつに助けは来ない

きっと通じないのだろう
もう伝えることは出来ないのだろう

だけど
微かな希望を胸の中にしまっている
すべてが終わりになるかもしれない
それでもいい
覚悟をした

未来に対する不安と恐怖を抱えていようが
君の声を受け止める
どんな言葉でも
受け止める
いつになってもいいんだよ
ゆっくりでいいんだよ
君の本当の声が聞きたい

もう漂ってなんかいられない
大地を歩かなくちゃいけない
もう闇の中に隠れるなんてことは出来ない
大地の上で風を受けなければならない
どんなに強い風でも
どんなに激しい風でも
posted by のっち at 23:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

詩「スポットライト」

またまた、詩を書いたので、投稿いたします。

「スポットライト」

この町には大きな公園があって
レンガ造りのモダンな劇場があって
町の人はみんな
劇場でやる演劇を楽しみにしていた

その人はスポットライトを操るのが仕事
懸命にステージの上の人に光を当てる
観客はみな光の当たる人を見る
観客はみな光を当てる人を見ない
その人も分かっていた
「自分に光なんて当たることはない」って

劇が終わり、鳴り止まない拍手
それはステージの上に立つ主人公に向けられる
光り輝く主人公
スポットライトに拍手はない

「人生というステージでは誰もが主人公」なんて
誰が言い出したのだろう?
スポットライトを操る人は
物思いに耽っていた

ステージの幕が下り 人々が帰っていく
小さい子供は 主人公のまねをする
そして「いつか劇の主人公になるんだ!」って
両親に向かって誇らしげに言う
そんなわが子を優しいまなざしで 両親はみつめる

誰もいなくなった劇場
スポットライトを操る人は
一人でステージの上に立っていた

「いつかスポットライトを浴びたい」って
その人はぼそりと独り言をいった
辺りは真っ暗
光なんて当たらない
ましてや誰も見てはいない

暗闇の中で光を待っていて
自分がいなければ 誰にも光は当たらないって
スポットライトを操る人は気がついた
なぜかこの時 涙が溢れた

「人それぞれに役割があるんだよ」なんて
誰が言い出したのだろう?
スポットライトを操る人は
物思いに耽っていた

スポットライトを操る人は
誰もいない夜の公園を一人で歩いていた
虫の音が静かに響いていた
月明かりだけが その人を優しく包んでいた
posted by のっち at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

詩「明るい暗い」

今日は特になにもせずに過ごしました。
ネタもないんで詩を書きます。
そういや、夏も終わりますね〜。

「明るい暗い」


太陽はいつものように 
空へと昇りだした
いままで見えなかった自分の姿が
次第にはっきりしてきた

頑張って生きてるって思ってた
こんな自分に罪なんてないと思ってた
だけど
罪だらけだ
手は汚れきっている
なんで存在しているの?

自分に価値はない
誰にも必要とされていない
自分らしさなんてどこにもない
これじゃ
生きていようが死んでいようが変わらないね

どんなものでも 必要なければ捨てられる
自分は捨てられないことを願うだけ
要らない人間だと 思われないのを願うだけ

そんな感情でも
走れるところまで走り続けていたんだ
そしてやっと気がついたよ
君がいたから 走り続けることが出来たんだって

だけど
君はいない どこを探してもいない
君に会いたい けど会えない
君に会えないことほど つらいことはないんだよ
けど、君はどう思っているのだろう?

太陽はいつものように
山の向こうに沈みだした
また自分の姿が見えなくなるのだろうか
だけど この想いだけは確かなもの
それだけは 見えている

闇が迫り 自分の姿が見えなくなった
世界の美しさも醜さも見えなくなった
時にはそんなもの見たくなくなるだろう
そのために 夜は訪れるのだろうか

世界が見えなくなり 自分の心が見えてきた
明るい所では見えなかった 汚いものが見えてきた
夜は孤独でつぶれそうになるけれど
この確かな想いがある
だから 立ち向かっていける

明るい所で見える汚れ
暗い所で見える汚れ
明るさの中でさらけ出される汚れ
暗さの中で闇にまぎれている汚れ

汚れてそれが経験になって
人として大きくなりたい

いずれ夜は明ける
そのとき どんな姿で太陽を迎えるのだろうか?
美しい姿でも みすぼらしい姿でも
迎えなければならない

いずれ夜は明ける
それはつまり
いずれ日は沈み夜は来る
時は巡る 残酷なほどに
posted by のっち at 21:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

詩「風にのせて」

今日は「MONSTER」って漫画を読んでたら、気分が重くなったんで、その後は外をぶらついてました。
んで、詩でも久々に書いてみました。
なんてことない詩ですが、どうぞ〜。

「風にのせて」

何をしてもうまくいかない
何かをすると裏目に出る
僕はどこにも行き場がなくなる

窓からは光が差し込む
それは朝日なのか夕日なのか
僕にはまだ判断できない

この先どうなるのだろう
この想いはどうなるのだろう
君に届くことを願っている

一人で歩いていけると思っていた
一人で生きていけると信じていた
だけどそんなの無理だって気がついた

始めは人におびえていた
だけどそうじゃなくて自分におびえていた
自分の未熟さを恐れていた

僕はただ一人安全な場所に隠れて
じっとしていただけなんだ
だから何も持ってはいない

上を見れば高い空
手を伸ばしても遥か遠く
開いていた掌を握り締めてみる
何もつかむことは出来ない

風が吹いた
この風は君の元でも吹いているだろうか
もしそうなら
この風にのせて伝えたい

この光は朝日なのか夕日なのか
そんなの関係ない
これから太陽が昇ろうが沈もうが
僕に出来ることは一つしかない

声が枯れようが
涙を流そうが
僕に出来ることは一つしかない
この風にのせて伝えるんだ
posted by のっち at 00:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月11日

詩「汚れたTシャツ」

昨日、髪を切りました。
だいぶ伸びていたんでさっぱり「は」しました・笑

今日は英語のテストがありました。
ガ〜ン忘れていた。
てか、2週間前にテストは今日とは言ってたけど、先週の授業は急に休講になって、その分の授業を今日やると思ったんですけどね・・・。
甘かったか。

さてさて詩も書いたんでアップしときやす。
ん〜、まあまあかな。


「汚れたTシャツ」

洗濯された汚れたTシャツ
風に揺れている
空に舞い上がれ
ここから見ているから

心は風にふかれ傷つき
心は大地を転がり汚れて
そうやって人は変わっていく
成長もするし堕落もする

悩んだ末に出した答えを
もう一度自分に問いかけて
それで分かんなくなって
傷ついていって

どうにか希望をもって
顔をあげても
先にあるのは闇だらけ
日々の生活に達成感はなく
ただ過ごしていくだけで 何もない

いろんなもん抱えて
重くて つらくても
懸命にやってるのに
正しいのかどうなのか分からない価値観で
勝手に優劣が決められていく

そういう中で暮らしていて
なんとかやっていくだけで限界で
自分の無力さにふがいなくて
届かなくて 
けど届けたくて
かといって何もできなくて

そんな毎日がいやで
そんな自分がいやで
逃げたくなるのも
当たり前なもんで
希望を持つのさえ
出来なくって

いつ終わることのない苦しみを
背負いながら時は過ぎていく

それでも生きていたい
そう思うんだ
苦しさを抱えた分だけ
優しくなれるんだから

苦しさを抱えていても
歩こうとすることに
人の美しさを感じるんだ

もしもできるなら
誰かの支えとなり歩きたい
同じ空気をすって
この世界に存在していたい
でもそれってただの自分勝手だな

苦しみを背負い 悲しみを抱え
それでも歩いていきたい
そう思うんだ
時には立ち止まって
時には座り込んだっていいんだから
みんなから遅れをとっても
ゆっくり楽しむのもいいだろ?

乾いた汚れたTシャツ
風に揺れている
いつか風に乗って
空へ舞い上がれ

posted by のっち at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月06日

詩「道を尋ねられて」

今日は朝一の授業のみの日です。
朝一だけってねぇ・・・。
今日はいろいろと考えさせられる日でもありやした。

今日の詩はバイトに行く途中に思いついたフレーズを膨らませて書いてみました。
即席なんで、あんましまとまってないっす。


「道を尋ねられて」

蒸し暑い空気の中
自転車を走らせる
心の中で自分に問う
俺は一体何してんだろ?
何やったって無駄だって分かってんだろ?
一人なのは十分わかっている
前にも後にも誰もいない
右にも左にも誰もいない
いるのはただ一人
そうたった一人の自分だけ
そう自分に言い聞かせる
こう思ったほうが楽だと思っていた

電車をわざと一本遅らせた
ちょっと考えたかった
だけどあんまし意味ないや

電車から窓の外をみてた
空き地で遊ぶ子供が見えた
何考えて遊んでんだろ
きっと楽しいんだろうな
と自分勝手に思ってみる

道を歩いていると
見知らぬ人に道を尋ねられた
自分の道すら知らない俺に聞くなんて
いい気なもんだと思いながら
懇切丁寧に道を教える
相手は笑顔で目的地に向かっていく

そしたら ふと思ったんだ
喜びをどこかに置いてきてしまったんだ
そうしたら 本当に笑えなくなった
悲しみをどこかに置いてきてしまったんだ
そうしたら 本当に泣けなくなった

時間と共に いろんなものが変わっていく
次に向かうには
探しに行かなくちゃな

もし探しに行くのなら
一緒に探しに行きたい
君と探しに行きたい

太陽が沈み また自転車を走らせる
不安を抱きながらも 前へと走らせる
無駄だと思うのも
一人だと思うのも
嫌だと感じた
だから 自転車を前へと走らせる






posted by のっち at 00:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年07月04日

詩「真夜中の帰り道」

最近、梅雨って感じですね。
曇ったり、雨降ったり・・・。
なかなか晴れません。
天文サークルの自分としては、星空を見られないのが淋しい。
最近、きれいな星空みてないな。
てなわけで、星の詩を。

ちなみに、今日も飲みました。
少しだけね。


「真夜中の帰り道」

真夜中の帰り道 夜の空を見上げてみた
ぼんやり見える天の川 無数の星が輝く
遥か遠くで放つ光が 長い長い旅をして 
僕らのもとに届いている
君はどんな旅をしてきたんだい?

もし流れ星が流れたなら どんな願い事をしようか
でも 流れ星は今日 流れるのかなぁ?
その一瞬の輝きを 見逃さないように
大切にしたい

けどさ
星は遠ざかる どんどん遠ざかる
この流れを 止めることは出来ない
そのくらい 僕らは無力で
それを黙って見ているほかない

星空を見て 宇宙の広さを感じれば
僕らはちっぽけで 何の意味もない存在かもしれない
だけど
宇宙と同じくらい大きな存在だと
思える人がこの星にいるよ
そして
そう思ってくれる人だって
この星にいるよ
きっと

真夜中の帰り道 もうすぐ家に着く
宇宙の広さを感じて 無力を知る
無力を知って 家に着く

きっと僕らは
無力を知って 歩いている
ちっぽけなのに歩いている
だから きょうも眠りにつく
星々に抱かれて きょうも眠りにつく




posted by のっち at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月28日

詩「星々と」

今日は暑かった〜。ちょっと外にいるだけで汗がたらたら。
夕方には土砂降りが降ったり、熱帯みたいな気候ですな。
誕生日前に分け分からん詩書きました。完成度は低い。
まっ、せっかく書いたので、アップしておくか
そうそう、明日は誕生日だ!
着実に年を取っていく・笑

「星々と」

流れる雲 きみはどこへ行く?
狭い部屋の窓から 僕は問いかける

ぼくはここから動けない
どこにも行くことはできない
さっき見ていた雲は どんどん遠ざかる

空に手をのばしてみる
窓ガラスに手が当たる

外に出なけりゃ 空に手をのばせない
雲を追いかけることもできない
どうやって外に出ようか?
何も持たないで 外に出れるだろうか?

なんにも持っちゃいないんで たいした人間とは思えない
自分に自信がないんで 不安で仕方なくなる

どうなりたいのか 何になりたいのか
はっきりしたものを持っちゃいない

自分の足元がぐらついている
歩いてきた道のりを見ようにも はっきりと見えない


そんな自分だけど 人との出会いで少し変わった 


ぼんやりと過ごしていて
気がつけば 夕暮れ時 
もうすぐ暗くなる
希望も絶望も闇に包まれる
そして 美しい星々が輝きだす

星は太陽があると輝けない
闇がないと輝けない
光で満ちた世界よりも
闇の中輝いている星々が好きだ

太陽がまた昇ると星々は見えなくなる
だけど 消えるわけじゃない
本当は いつでも星々は輝いている
太陽が強すぎて見えないだけ
そう素直に思えたら 淋しくない

明日も太陽は昇る 雲が流れる
光に隠れて 星々も輝く
変われるのは 自分だけ


posted by のっち at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月20日

詩「自分を見て・・・」

思わず詩を書いてしまいました。
自分、最低だな、と思うことがあったんで・・・。
詩というか殴り書きみたいだけども。


「自分を見て・・・」

自分を鏡にうつしてみた
鏡の中の自分は汚かった
けど、見ないふりをして生きていた

きれいごとは嫌いだった
けど、きれいごとばかり言っていた
そんな自分に気がついた

頭では分かっている
冷静になりゃ理解できる
けど行動できない

自分を知れば知るほど
自分を拒絶しようとする
心の中の汚い部分
ほんとは受け入れなければならないもの
だけど何もしない
見てみぬふりを繰り返す

だけど時々気がつかされる
自分がどんな人間かを
自分で自分に刃を向けてしまう

けど、少しの反省をするだけで
何も変えようとはしない
人間として最低だ、と思っても
何も変えようとはしない

自分は人を助けるような資格はあるのか?
自分は人を愛する資格はあるのか?
いくら考えても答えは出ない

けど、僕はただのエゴイストなんです
だからいまでも・・・
そうなんだ、だからいまでも・・・
posted by のっち at 23:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月15日

詩「雨の中」

今日は雨降りでした。梅雨ですなぁ。
テストもあったんだけど、あんまかんばしくない・・・。
てなわけで(?)てきとーに詩を書き、てきとーにアップしておきます。

「雨の中」

しとしと降り続く雨の中
静かに日常の悲しみを感じてみる

思うように伝わらない
思うように生きられない
そんなのに慣れてしまった

道の歩き方ぐらい知っている
だけどそれができないだけなんだ

この雨は誰かの涙だろうか
雨が晴れる頃には
誰かの涙もはれているのだろうか

しとしと降り続く雨の中
静かに日常の苦しみを感じてみる

思うように伝わらない
思うように生きていない
そんなのに慣れてしまったのか

道の歩き方ぐらい知っている
だけどほんとに知ってるのか

この雨は誰かの涙だろうか
雨が晴れる頃には
僕の涙もはれているのだろうか

普通に暮らしたいだけなのに
その普通が手に入らない
その普通が分からない

傘も持たずに外へ飛び出し
雨の中に濡れてみる
雨のしずくを全身で受け止める
けど何も変わらない

しとしと降り続く雨の中
自問自答を繰り返してみる
迷っているから出口を探している

posted by のっち at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年06月08日

詩「海を見に」

もし明日が晴れたなら 
海へ行こう
誰もいない海岸で
海を眺めていよう
太陽の光がきらきらと反射する
水面を見つめていよう
ただ波の音を
静かに聴いていよう
そして一人波打ち際で
冷たい海の水を感じよう

もし海がおだやかなら
小さな船をつくろう
それに乗って
沖のほうまでゆっくりと進んでいこう
幽かな風を頬に受け
奏でる意味のない楽器を静かに奏でよう
そしてその楽器を
海の底へと沈めよう
誰にも見つかることのない深い海へ
自分でも見つけることの出来ない深い海へ

奏でる楽器のない自分は
また砂浜に戻って
日が暮れようとしても
海を見ているだろう
奏でる楽器のない自分は
闇に包まれても
海を見ているであろう
posted by のっち at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩・散文 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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